正露丸ではありませんよ(笑)
練香(ねりこう)といって、様々な天然香を練り合わせたお香の一種です。
平安時代の貴族たちが、お部屋や衣装に香りを薫きしめるのに使われたり
練り合わせたお香の香りを当てっこしたり。
源氏物語などにも登場しますよね^^
「空薫きもの(そらだきもの)」とか「薫物合わせ」とか。
本で読んだり、絵や建物を見たり、琵琶や琴の音を聞いたりすることで
平安時代の世界を頭の中で描くことは、多少なりともできますが
「香り」というのは、まるで想像することができません。
ずっと気になっていました。
今回、高校時代からの友人に誘われて一緒に参加したのは
北鎌倉での「練香作り」の講座です。
沈香、白檀、丁子など様々な香料を自分の好みで調香していき
お香の歴史なども教えていただける内容の濃いものでした
練り練りするのはけっこう力仕事で
「これはきっとお姫様のおつき女房がやってたよね」
なんて言いながら、蜂蜜を入れ、炭粉を入れひたすら練り練り・・・
とても貴重な体験をさせてもらいました
家に持ち帰って1〜2週間瓶の中で固くなるのを待つのですが
1日1回は家族の誰かしらが、瓶のふたを開けて匂いを嗅いでいます。
いや、香りを楽しんでいるのかな(笑)
完成が待ち遠しいです